長年続いている断捨離で整理したVHSを、断捨離の過程で出てきたビデオデッキで再生してみました。
再生するのは30年以上ぶりで、テープはあちこちカビていましたが、何とか映りました。
撮影者は亡き父。
ステレオで、木綿のハンカチーフを流して喜んでいる幼い私。
私のことを温かい目で眺めている父と母。
思わず、ポロポロと涙がこぼれました。
こんな時期もあったんだな、と。
まさか約40年後に、こんな状況になっているなんて、夢にも思っていなかったあの頃。
あの頃の自分の延長線上に今の私がいるとはとても思えないというか。
あのときの母と今の母が同じ人だとは思えないというか。
昭和60年から令和4年までの歳月・・過ぎるとあっという間でも、人にとっては長く、色々あったなと思います。
当時はエアコンも置き型で、テレビもリモコンはなく、ガチャガチャ回してチャンネルを変えるタイプでした。
8時から始まるドリフが、ビデオにも映っていました。
ゲストは、キャンディーズのスーちゃんでした。
きっと今のこの生活も、また40年もすればセピア色に映るんでしょうね。
そんなことを繰り返しながら、数千年を刻んできた人の歴史に思いを馳せると、気が遠くなるというか、儚さや切なさがこみあげてきます。
こうやって毎度深みにハマるのが嫌です。
懐かしいね~可笑しいね~って楽しめばいいのに、考えに耽ってあらぬ方向に気持ちが旅立ってしまう。
ちょっとHSPの傾向があるのかもしれません。