先週末、『168時間の奇跡』という本を買いました。
フィクションですが、犬の保護活動に関する内容だったので、興味を惹かれました。
読んでみて印象に残ったのは、「犬を幸せにできなかったと後悔し続ける行為は、食べるためだけに育てられ無残に殺され、思いをはせてももらえない命に失礼だ。」という、老人の台詞でした。
私も愛犬を失い、愛犬に対する懺悔や後悔の思いでいっぱいの日々を送っていますが、同じような思いを持ったことがあります。
食卓に並ぶ肉料理に対して、これも同じ一つの命なんだよな、とか、
駆除した虫に対しても、同様な感覚を持つようになりました。
だからといって愛犬に対する思いが薄らぐことはないんですけどね。
自身の欲求が満たされた上でしか考えられない、食物連鎖の頂点に君臨する種特有の愚なのかもしれませんけどね。
なので私は、クリーンミート(人工肉)には賛成ですし、早くそういう未来が来て欲しい(なんなら創りたい)と思っています。
幼いころは、より動物的というか本能的というか、そういうことには鈍感で、虫を踏みつぶしてもなんとも思わなかったけど、大人になるとそういう類の残酷さは無くなるものですね。