
仕事、キャリア、人間関係、恋愛、結婚、親の介護・・。
アラフォー独身OLであれば誰しもが直面する問題。
そして、精神状態次第では、活力を失い、ややもすると鬱状態に。
私はどちらかというと根暗なので、何度も悩まされてきました。
そんなとき手にしたのが、マキヒロチさんの『いつかティファニーで朝食を』。
主な登場人物はアラサー女性4人です。
2人の子どもを持つ主婦、独身OLから突然の結婚・出産を果たした人、
アラサーから留学を決意するフリーター、そして主人公の働く独身OL。
仲良し4人組も、それぞれの立場が変わると、何とも言えない微妙な空気になり。
何気ないことで、傷ついたり、傷つけあったりするのですが、
唯一、4人が共通している趣味が絆をつなぎます。
それは、朝食巡り。
本の中では、実在する絶品の朝食グルメが紹介されています。
主人公の朝食の光景が、気負いなく、とてもほっこり描かれているのです。
どんな朝を迎えても、美味しい朝食と、美味しいコーヒーがあれば、
一日一日を紡いでいける気がする。
そんな気持ちにさせてくれます。
仕事初めで憂鬱な気分になったり、鉛のような気持ちを引きずって
身体だけが自動的に会社に向かっているような日々。
私もその一人です。
仕事も人間関係も、怖くて、日々動機を抑えながら出勤しています。
同じような気持ちを抱えた働く女性に、手に取っていただきたい本。
その一つが、『いつかティファニーで朝食を』です。